スキゾイドちゃんは、感情も平板で誰とも親密な関係になろうとはせず、一貫して孤立した行動を好み、友人関係も恋愛経験も家族も持たず、そして世界のあらゆることに興味を示さず、完全なる自分だけの世界に閉じこもって生きている。
しかしそれはそういう性格でも個性でもなく、ただ全てを諦めて生きているだけなのだ。
その頑固に閉ざしている蓋を開ければ、みんなと同じように人間らしい生活が出来るのだけど、頑なにその蓋を絶対に開けたくないのだ。
言うなれば、本心は「人と関わってたまるか」「恋愛なんかしてたまるか」「幸せになってたまるか」「楽しんでたまるか」など。
深いところでそんな思いを持っている。
そうやって深く深く閉ざしている心の蓋を開けたくない理由があるからこそ、頑固に自分を閉ざしているのだけど、その一番の理由は諦め。
幼少期に深く傷ついた体験があり、もう二度と人を信用するものか、心を開いてたまるかと思っているので、諦めという手法を使って、何が何でも絶対にその蓋を開けたくはない。
開けたら負けだと思っている。
全て諦めてしまえば何も感じなくて済む。
ただ寿命が来るまで、ひたすら安全な場所にいれさえすればそれでいい。
自分にとっての快適で安全な空間を、ただ誰にも邪魔されないことだけを常に願っている。
