内観の時に私がよく言うのは、
「まず哲学書は捨ててください」
これです。
今まで色々な人を見てきましたが、哲学書を熱心に読んでいる人が一番こじれています。
何故なら、哲学書は思考ばかり鍛えて感情を扱わないからです。
哲学を学んだ人はその豊富な知識を使って、理屈だけで論破しようとする。
理論を語らせたら一人前だけど、感情が出せない。
内観で最も大事なのは、未消化のままの感情を出してそれを消化することです。
これが出来ないと人生は変わりません。
心理学を学んだ人も同じですが、知識だけでどうにかしようとしてきた人は、立て直すのが本当に難しいくらい歪んでいます。
だから私がこのタイプの人にまず最初に言うのは、「今すぐに哲学書は全て捨ててください」なんです。
哲学者なんて基本的に人格が歪んでいる人ばかりなので、お手本にしたいような幸福な生き方をしている人なんてまずいません。
そういう人たちの本をバイブルにしても余計にこじれるだけです。
私も例外なくこの道を通り、極限まで歪んでしまったからこそ言っています。
まずやるべきことは、哲学書を捨てて自分の中に生き埋めにされている感情と向き合うこと。
「幸福とは何か」なんていう難しい問いを考えるよりも、子供の頃に「あの時本当は怒りたかった」という怒りの感情を出した方がよっぽど人生が変わります。
人間を知るために、本質を理解するために、哲学書を手に取る気持ちはわかります。
でも哲学書は知識は満たされるけど、感情は置き去りのままなので、哲学を学べば学ぶほど苦しくなるという現象が起きます。
これは有名な話ですが、経済学者にお金持ちはいない、哲学者、心理学者に幸福な人はいないというのは、もうずっと昔から言われていることです。
彼らは圧倒的にその分野に詳しいんですよ。
でも経済学者がファンドを作るとあっという間に破綻するし、哲学者は人間の本質を突き詰めた結果自ら命を絶つし、心理学者は人間関係で悩んで引きこもりになるし。
まぁ、酷いものです(笑)
私も過去に色々な哲学者の本を読みましたが、それで幸せになることはありませんでした。
もちろん、ずっと大切に持っておきたいような名言もありますが、それはほんの一部です。
哲学を学んで人格を余計こじらせて、友達もいない、家族とも絶縁、貧乏暇なしとか、そんな人生を送ってたら悲しいじゃないですか。
だから、内観をやるならまずは哲学書を捨てて、思考を使わずに感覚感情をいかに解放するかだけに注力してみてください。
こっちの方がよっぽど人生が変わりますから。
