自己の乖離の怖さ

自分に自信がなく、ありのままの自分なんて誰も求めていない、ありのままの自分なんて誰からも需要がないと思っていると、人は本当の自分を封印して自分をデフォルメする術を覚え、そうして作り上げた偽りの自分で表に出るようになる。

つまりこれは本当の自分とは全く違うイメージを世間に出しているということだ。

だけど自分自身は、そうやって意図的に自分を作っていることを知っているので、常に「本当はそうじゃないのに」「本当はみんなが思ってるような人間じゃないのに」という罪悪感が付きまとう。


これは本当の自分と偽りの自分(デフォルメした自分)が乖離した状態であり、この乖離が大きくなればなるほど、本当の自分から遠ざかって辛くなっていく。

表向きのイメージがどんどん大きくなって称賛される一方で、本当の自分はずっと自信がなく、誰からも受け入れてもらえないというネガティブなセルフイメージを持ったままだからだ。

私はこれを長く続けていて、ある日突然倒れた。

そして寝たきりになった。

でもそれで良かった。


心のどこかで、作り上げた自分なんかもう壊れて欲しい、崩れて欲しいと思っていたからだ。

期せずして倒れて白旗を上げたことで、ありのままの自分が出せるようになった。

安心した。

もう失うものは何もないから、全部出してしまおうと思った。

あのプライドの高かった私が全てさらけ出したのだ。

心地良かった。

幸せだと思った。


ありのままの自分で生きるって、こんなにも幸せなのか。

そう思った。

「本当はみんなが思ってるような人間じゃないのに」と思いながら、本当の弱い自分をひた隠しにして、そんな自分の弱さをバレないように必死に取り繕う人生はとても辛い。

楽しくない。

だから心から笑えない。


本当の自分で生きれてない人は、いつも悲しい目をしている。

まるでチャウチャウ犬のようなあの悲しい目。

本当にそれでいいの?

その生き方で本当に納得している?

これ結構重要なことなので、過去の私と同じように自分の表面と裏面が乖離している人は、それらを統合させることを最優先にしてみてください。

それだけで笑っちゃうくらい幸せになれますから。