親と距離を置いている人は、親子問題の未解決の感情を乗り越えたのではなく、もう一回その感情を生き埋めにして抑圧し直して逃げているだけ。
親に従って言う事を聞いておいた方がラクだ。そんなふうに安易な選択をする理由は、これ以上感情的なエネルギーを使いたくないから。
自分の行動を正当化する理屈を見つけ、これは仕方がなかったと思考で納得することで、その問題を終わらせるパターンを繰り返している。
親も子供時代に苦労して厳しい環境で生きてきたんだから、子供の気持ちがわからなかったり、子供の感情に寄り添えなくても仕方がない。
親には親の事情があったんだから仕方ないと納得させるんじゃなくて、親から理不尽な対応をされた時の自分の正直な気持ちはどうだったのか。
親と自分とでは生きている時代背景が違うから、考え方や価値観が違っても仕方ないと時代背景のせいにして誤魔化す。
自分には手に負えない家族の問題を他の兄弟姉妹に押し付けたことがある。
自分が結婚しない代わりに、他の兄弟姉妹が結婚して家族を作ってくれた。そのことで自分の方に親が来なくて安心したことがある。
親子という縁が切れない関係性の中で、親子の本当の問題を浮かび上がらせるような対立を避けたいという思いがある。
表面的な解決をすることで、自分のネガティブな感情を不必要なものとし、表面的な平和を優先したいと思っている。
親と関わらなくても済むようになった状態を、争っていないから平和的に問題を解決したと勘違いしている。
親が理不尽な言動で家族を振り回すことが多かった。その親の態度に心底疲れていた。
親が自分の人生や意見を全く尊重してくれなかったことに、実はずっと不満を感じていて、それを抑え込んだことがある。
カウンセリングを受けたり、自分以外の第三者に自分の過去を話したことで、話した=手放したと勘違いし、この問題はもう処理済みだと信じ込もうとしている。
大人になって時間が経過したことで、子供時代の理不尽だった記憶や感情が薄れてきて、過去の問題を気にならなくなった状態を、もう気にしていないと終わったことにする。
抑圧をして誤魔化すことは、表の自分の感情が一時的におさまっているだけの話で、内なる自分は一瞬たりとも忘れることなく心の中にずっと持っている。
問題をぶり返すのが嫌だからと諦めで誤魔化している状態は解決ではない。
平静な態度を装うことで、自分は怒ってませんみたいな開き直り方をする。
「過去はもう終わったことだから」が口癖。
自分の人生で未完了の問題の解決の優先度をあえて下げるような生き方をし、その問題が自分の関心の中から外れて、意図的に問題が気にならないような状態を作ってしまう。
これらは本当に問題を解決したのではなく、不快な感情や感覚を避けたいだけ。
もしくは問題を解決しないで保留にしていることで得ているメリットがある。
不快な感情を避け続けると内観は進まず、一向に本当の問題は解決しないので、親子問題は親子でちゃんと向き合って話し合うこと。
