「やれば出来る」という悪質な刷り込み

マインドセットの一つとして、「やれば出来る(YDK)」というのを持っている人って一定数いるんですが、これも出来れば外した方がいい思い込みの一つなので、さくっと書いておきます。

やれば出来るというのは一見前向きな言葉に聞こえますが、この言葉には大きな問題があります。

それは何かと言うと、「やれば出来る」ということは、その裏に「やらなければ出来ない」というマインドセットも同時に刷り込まれていることです。

つまり、もっと分かりやすく言えば、「やれば出来るあなたには価値がある」けど、その裏側に「やらなければ出来ないあなたには価値がない」という、この2つが両方入ってるということです。


これってCDシングルのA面B面みたいな感じで、カップリングみたいにセットで入ってしまってるんですよね。

で、当然「やらなければ出来ない」の方は無意識の領域に入っているので、本人は気付かないわけです。

やれば出来るのA面だけを見ればとても良い言葉のように思えますが、無意識の中ではB面の「やらなければ出来ないあなたには価値がない」の方が潜在意識的には強烈な刷り込みになっているので、潜在意識下で悪影響を受けないためにも、気付いた時点でこの思い込みは外した方がいいと思います。

そして正しいマインドセットは、「やってもやらなくてもどちらでも良い」「やってる自分もやらない自分もどちらにも価値がある」です。


これに変えると、本当に楽しくラクに生きれるようになります。

ちなみに私はやれば出来るは親からは言われたことはありませんが、祖父母からはよく言われていたので、見事に刷り込まれました。

「ちょこちゃんは、やれば出来る子だからね。凄いね、偉いね。」と。

孫かわいさに余計なこと刷り込むんじゃねぇ(笑)

当然これはいらない思い込みであり、マインドセットなのですぐに外して捨てました。


繰り返しますけど、こういうマインドセットを子供に刷り込む親というのは、やれば出来るというA面のみ認めて、やらなければ出来ないというB面の方は認めていない、もしくは否定していることがほとんどなので、無意識に「やらなければ出来ないあなたには価値がない」という子供への否定を強烈に刷り込んでいます。

そういう意味では非常に悪質な親だと私は思います。

だって子供のありのままの姿を認めず、「やって出来た時のみ価値がある」と刷り込んでるのと同じですから、やってることは間接的な否定ですよね。

そして、その間接的な無言の否定のメッセージの方を潜在意識はしっかりと受け取ってしまいますから。


まぁ、親の教えなんてそのほとんどが呪いなので、親から言われたことは後生大事に持っておかずに、親元を離れた時点で全部捨てるといいと思います。

ちなみに、この程度の思い込みならさくっと簡単に外れると思うかもしれませんが、実はなかなか外れません。

何故なら、この刷り込み自体が親からの承認とイコールになっているからです。

やれば出来るってことは、やれば出来る子になれば親が自分を愛してくれるかも。

この期待までがセットになっているので、やれば出来る子になることで親から得ようとしていた承認を手放さないとこの思い込みは外れません。


そして、もし仮に「やれば出来る」を母親から刷り込まれたのだとしたら、この思い込みを持っているうちは、未だに母親の手の中で転がされている。

親の言うことに従っている。

ということになるので、厳しい言い方をすれば、親のマインドセットを受け継いでそれを実行しているうちは、自分の人生を生きてないとも言えます。


こんな思い込み一つでも結構厳しいんですよ。

特にやれば出来る子になれば、つまり親の期待に応えれば、親が褒めてくれるかもしれない、認めてくれるかもしれないみたいな根本的な承認欲求って顕在意識では全く思いつきもしないかなり深いところに入ってますから。

ひたすら自分と向き合わないと出てこない部分なのです。

こういうのも私は淡々と自分と向き合って言語化していますので、同じような思い込みやマインドセットを持ってしまっている人は是非参考にしてみてください。